竹田市は、大分県西部に位置し、武家屋敷の城下町や奥豊後や荒城の月で知られる伝統ある街。市名の読みは「たけたし」である。
2005年4月1日に竹田市と旧・直入郡荻町、久住町、直入町が合併(新設合併)し、新市制による竹田市となった。
合併以前の旧竹田市の人口は2004年時点で17,289人となっており、大分県では最少で九州の市としては福岡県山田市(現・嘉麻市)に次いで人口が少なかった。また、九州の市では最も人口密度が低い」(Wikipedia)
という町で、近年、行政や主要企業の大分市への転出も相次ぐ過疎化に悩む町でもある。
▶また一面、日本古来より存在するマタケ・ハチクと、中国から350年前に日本に導入されたモウソウチク等の竹資源が豊富なところでもあったが、近年、竹の需要は激減し、それに連れ竹林荒廃も加速度的に進んでいるそうだ。
▶2000年から始まった「たけた竹灯籠・竹楽(ちくらく)」は以上の問題に対処すべく、町を挙げてのイベントである。とはいっても、近年各地に見られる派手やかさや豪華さではなく、住民全員の地道な苦労の上に築かれている、情感豊かな、祈りに満ちた幻想の世界だ。
▶「どこからこげん、人が湧いてくるとでしょ~ね~」
善男善女総勢七名の我々が一夜の宿を乞うた竹田茶寮(ちくでんさりょう)の女将の言に、ここ数年来の人気上昇が伺える。
あまり人出が増えるとあの静謐・神秘が失われるしな~。たくさんの人達もこの時間を味わって欲しいしな~。でも盛んになって永く永く続いて欲しいしな~。
悩ましいところだ
Wrote Dec.2007